4 つの論理フォルダを持つプロジェクトが作成されます。論理フォルダはディレクトリではありません。ユーザーがファイルを編成する 1 つの手段であり、ファイルが物理的に格納されているディスク上の場所を反映しているわけではありません。論理フォルダに追加されたファイルは、自動的にプロジェクトの構成要素となり、プロジェクトの構築時にコンパイルされます。
「重要なファイル」フォルダに追加されたファイルはプロジェクトの構成要素ではなく、プロジェクトの構築時にコンパイルされません。それらのファイルは単なる参照用で、既存の Makefile を使用するプロジェクトには便利です。
プロジェクトの論理ビューと物理ビューの切り替え
プロジェクトには論理ビューと物理ビューの両方があります。プロジェクトの論理ビューと物理ビュー間で切り替えができます。
-
「ファイル」タブを選択します。次のウィンドウはプロジェクトの物理ビューを示しています。このビューには、ディスクに格納されているとおりにファイルおよびフォルダが表示されます。
-
「プロジェクト」タブを選択します。次のウィンドウはプロジェクトの論理ビューを示しています。
プロジェクトへのファイルとフォルダの追加
プロジェクトに論理フォルダを追加できます。
-
アプリケーションプロジェクトのプロジェクトノードを右クリックして、「新規論理フォルダ」を選択します。プロジェクトに新しい論理フォルダが追加されます。
-
新しい論理フォルダを右クリックして、「名前を変更」を選択します。新しいフォルダの名前を入力します。
既存のフォルダにファイルとフォルダの両方を追加できます。論理フォルダは入れ子にできます。
プロジェクトへの新規ファイルの追加
プロジェクトに新しいファイルを追加できます。
- 「Source Files」フォルダを右クリックし、「新規」を選択します。
-
サブメニューから「C main ファイル」を選択します。
- 「新規ファイル」ダイアログの「名前と場所」ページで、「ファイル名」フィールドに「main」と入力します。

- 「完了」をクリックします。
ウィザードで指定したディスク上のディレクトリに main.c ファイルが作成されて、「Source Files」フォルダに追加されます。このフォルダには、ソースファイルだけでなく任意の種類のファイルを追加できます。
プロジェクトへのそのほかの新規ファイルの追加
- 「ヘッダーファイル」フォルダを右クリックし、「新規」を選択します。
-
サブメニューから「C ヘッダーファイル」を選択します。
- 「新規ファイル」ダイアログの「名前と場所」ページで、「ファイル名」フィールドに「file」と入力します。
- 「完了」をクリックします。
ウィザードで指定したディスク上のディレクトリにファイルが作成されて、「ヘッダーファイル」フォルダに追加されます。
プロジェクトへの既存のファイルの追加
2 種類の方法でプロジェクトに既存のファイルを追加できます。
-
「Source Files」フォルダを右クリックして、「既存の項目を追加」を選択します。「項目を選択」ダイアログでディスク上の既存のファイルを選択して、プロジェクトにファイルを追加できます。
- 「Source Files」フォルダを右クリックして、「フォルダから既存の項目を追加」を選択します。「ファイルを追加」ダイアログを使用して既存のファイルを含むフォルダを追加します。
既存の項目の追加では、「新規」メニュー項目を使用しないでください。ファイルがすでに存在するかは、「名前と場所」パネルでわかります。
プロジェクトプロパティーの設定
プロジェクトを作成すると、「Debug」と「Release」という 2 つの構成が作成されます。構成は、プロジェクトが現在の設定を格納する手段です。「Debug」構成は、デバッグ情報を含む、アプリケーションのバージョンを構築します。「Release」構成は、同じアプリケーションの最適化されたバージョンを構築します。
「プロジェクトプロパティー」ダイアログには、プロジェクトの構築および構成情報が含まれています。次の手順に従います。
-
「 Application_1 」プロジェクトのプロジェクトノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
「プロジェクトプロパティー」ダイアログの左側パネルでノードを選択し、右側のパネルでプロパティーを変更することによって、コンパイラ設定やそのほかの構成設定を変更できます。ノードやプロパティー値を選択すると、設定可能なプロパティーがわかります。プロパティーの設定は、現在選択されている構成に対して行われます。
構成の管理
「プロジェクトプロパティー」ダイアログで変更されたプロパティーは、現在の構成として Makefile に保存されます。デフォルトの構成を編集したり、新しい構成を作成したりできます。新しい構成を作成するには、次の手順に従います。
-
「プロジェクトプロパティー」ダイアログで「構成を管理」ボタンをクリックします。
-
「構成」ダイアログで適切な構成にもっとも近い構成を選択します。この場合は「Release」構成を選択して、「コピー」ボタンをクリックします。そのあと「名前を変更」をクリックします。
-
「名前を変更」ダイアログで構成名を「PerformanceRelease」に変更します。「了解」をクリックします。
- 「構成」ダイアログで「了解」をクリックします。
-
「プロジェクトプロパティー」ダイアログの「構成」ドロップダウンリストで「PerformanceRelease」構成が選択状態になっていることを確認します。
-
左側パネルで「C/C++」ノード、「GNU C コンパイラ」ノードを順に展開して、「一般」ノードを選択します。
-
右側パネルのプロパティーシートで「開発モード」を「リリース」から「パフォーマンスリリース」に変更します。「了解」をクリックします。
これで、異なるオプションの組み合わせでアプリケーションをコンパイルする、新しい構成が作成されました。
ソースファイルプロパティーの設定
C/C++ プロジェクトのプロジェクトプロパティーを設定すると、関連するプロパティーがプロジェクト内のすべてのファイルに適用されます。特定のファイルのプロパティーをいくつか設定できます。
-
main.c ソースファイルを右クリックし、「プロパティー」を選択します。ファイル単位でプロジェクトのコンパイラ設定やそのほかのプロパティーをオーバーライドできます。特定の構成でファイルを構築対象から除外することもできます。
- 「プロジェクトプロパティー」ダイアログを閉じます。
主プロジェクトの設定
「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトノードを右クリックすると、選択されているプロジェクトで実行できるアクションのポップアップメニューが表示されます。同時に複数のプロジェクトを開いている場合、プロジェクトノードのポップアップメニューには、そのプロジェクトが現在の操作対象になっていることが示されます。次に、プロジェクトに関連するメニューバーおよびツールバーのアクションについて示します。
プロジェクトに関連するメニューバーおよびツールバーのアクションの多くは、主プロジェクトに作用します。主プロジェクトノードは、「プロジェクト」ウィンドウに太字で表示されます。
IDE で主プロジェクトを変更する
-
目的のプロジェクトノードを右クリックし、「主プロジェクトとして設定」を選択します。これで、選択したプロジェクトが IDE の主プロジェクトになり、メニューバーおよびツールバーのアクションはこのプロジェクトに適用されます。
プロジェクトの構築
プロジェクトを構築する
-
「構築」>「主プロジェクトを構築」を選択してプロジェクトを構築します。「出力」ウィンドウに構築出力が表示されます。
-
メインツールバーにある「構成」ドロップダウンリストで、構成を「Debug」から「PerformanceRelease」に変更します。これで、プロジェクトは「PerformanceRelease」構成を使用して構築されます。
-
「構築」>「主プロジェクトを構築」を選択してプロジェクトを構築します。「出力」ウィンドウに構築出力が表示されます。
「構築」メニューからプロジェクトの構築か生成物の削除、あるいはその両方を選択して、アクションを実行できます。プロジェクトは異なる構成のオブジェクトファイルおよび実行可能ファイルをそれぞれ独立して保持しているため、複数の構成のファイルが混ざる心配をする必要はありません。
ファイルの個別コンパイル
ソースファイルを個別にコンパイルする
-
main.c ファイルを右クリックし、「ファイルをコンパイル」を選択します。このファイルのみコンパイルされます。
注: プロジェクトの種類が「既存のコードからの C/C++ プロジェクト」の場合、単一ファイルのコンパイルはサポートされません。