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NetBeans IDE 6.1 でのプロジェクトライブラリの共有

目次

このページの内容は NetBeans IDE 6.0 が対象です

このチュートリアルに従うには、次のソフトウェアとリソースが必要です。

ソフトウェアまたはリソース 必須バージョン
NetBeans IDE version 6.1
Java Development Kit (JDK) version 6 または
version 5

プロジェクトの共有可能性

NetBeans IDE のプロジェクトシステムは Ant ベースのため、NetBeans プロジェクトは IDE を使用しているかどうかに関わらず、異なるユーザー間ですでに一般的に移植できます。プロジェクトのメタデータは、人が読むことができる XML ファイルおよびプロパティーファイルの組み合わせで格納されます。単純に Ant スクリプトを実行することによって、プロジェクトを IDE の外部に構築することもできます。

ただし、不便な点が 1 つあります。プロジェクトの構築スクリプトがライブラリを参照する方法は、特に「ライブラリマネージャー」ダイアログで定義されたライブラリの場合、各ユーザーに特定の要素に依存します。

そのため、「ライブラリ」ウィンドウで指定したカスタムライブラリに依存するプロジェクトがあり、そのプロジェクトをほかのユーザーに見せる場合は、相手にプロジェクトを ZIP ファイルにして送信できます。ただし、カスタムライブラリへの参照が未解決のため、送信先の相手は、プロジェクトの構築の最初で問題が発生する可能性があります。

そのほかに不都合なのは、そのライブラリは、どこが元になっているかによって、さまざまな場所に保存されていることです。IDE に付属するライブラリは IDE のインストール場所内のさまざまなフォルダに保存されています。これらの例には、Swing レイアウト拡張、Beans Binding、およびデータベースドライバが含まれます。

NetBeans IDE 6.1 では、プロジェクトシステムは、そのプロジェクトのクラスパスで必要なライブラリを処理するための多くのオプションが提供されるように拡張されています。この柔軟性によって、次のような状況を簡単に処理できます。

  • 作成したプロジェクトを、ほかのユーザーが使用したり、構築したりできるようにする場合。ほかのユーザーが IDE を使用していない場合もあります。ほかのユーザーは、バージョン管理のチェックアウト、または提供される zip ファイルの展開によって、プロジェクトにアクセスできる必要があります。また、追加の設定を行わずにアプリケーションを構築できる必要があります。
  • 既存のプロジェクトで作業を開始し、プロジェクトライブラリの保存場所 (および構築スクリプトがライブラリを相対パスで参照するか、絶対パスで参照するか) について厳しい規則に従う必要がある場合。チームのほかのユーザーは NetBeans IDE を使用しておらず、使用する予定もありません。

NetBeans IDE 6.1 は、プロジェクトが依存するライブラリの場所を明示的に設定することによって、これらの種類の状況を解決できます。また、これらのライブラリを参照する場合に相対パスを使用するか絶対パスを使用するかを管理できます。これ以降、この記事では、これらの機能をプロジェクトを「共有可能」にする、と呼びます。

ライブラリの場所の構成

標準 Java SE、Web、およびエンタープライズのプロジェクトを共有可能に設定できます。「新規プロジェクト」ウィザードからプロジェクトを作成したとき、またはそのあと「プロジェクトプロパティー」ダイアログの「ライブラリ」タブで、プロジェクトを共有可能にできます。

プロジェクトの作成時に一般的な Java プロジェクトのライブラリを共有可能にする

  1. 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。
  2. ウィザードの「Java」カテゴリで、標準テンプレートを 1 つ選択します。「次へ」をクリックします。
  3. ウィザードの「名前と場所」ページで、「ライブラリの共有用に専用フォルダを使用」チェックボックスを選択します。
  4. 「ライブラリ」フィールドで、ライブラリを保存する場所を選択します。

    ライブラリがすでに IDE に含まれる場合、これらのライブラリは指定したフォルダにコピーされます。

プロジェクト作成時に Web プロジェクトまたは Java EE プロジェクトのライブラリを共有可能にする

  1. 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。
  2. ウィザードの「Web」カテゴリで、標準テンプレートを 1 つ選択します。「次へ」をクリックします。
  3. ウィザードの「名前と場所」ページで、「ライブラリの共有用に専用フォルダを使用」チェックボックスを選択します。
  4. 「ライブラリ」フィールドで、ライブラリを保存する場所を選択します。

    ライブラリがすでに IDE に含まれる場合、これらのライブラリは指定したフォルダにコピーされます。

  5. (任意)「サーバーと設定」ページで「サーバー JAR ファイルの専用ライブラリフォルダを使用」ラジオボタンを選択します。

既存のプロジェクトのライブラリを共有可能にする

  1. プロジェクトノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
  2. 「プロジェクトプロパティー」ダイアログで「ライブラリ」ノードを選択します。
  3. 「ライブラリ」パネルで「参照」をクリックして「新規ライブラリフォルダ」ウィザードを開きます。
  4. ウィザードの「ライブラリフォルダ」ページでライブラリの場所を入力し、「次へ」をクリックします。

    場所は、相対パスまたは絶対パスとして入力できます。

  5. ウィザードの「アクション」パネルで、リストされた各ライブラリに選択されているアクションを確認します。ほとんどの場合、各ライブラリに最適なアクションが IDE によって検出されます。

    次のアクションがあります。

    • ライブラリ JAR ファイルを新規ライブラリフォルダにコピー。このオプションは、選択したフォルダ内にライブラリがなく、ライブラリの JAR ファイルをこのフォルダに配置する場合に使用します。
    • ライブラリ JAR ファイルの相対パスを使用。このオプションは、ライブラリがライブラリフォルダ内になく、相対パスを使用して既存の場所にあるライブラリにアクセスする場合に使用します。ライブラリフォルダの nblibraries.properties ファイルに、相対パスによるライブラリへの参照が追加されます。
    • ライブラリ JAR ファイルの絶対パスを使用。このオプションは、ライブラリがライブラリフォルダ内になく、絶対パスを使用して既存の場所にあるライブラリにアクセスする場合に使用します。ライブラリフォルダの nblibraries.properties ファイルに、絶対パスによるライブラリへの参照が追加されます。
    • ライブラリフォルダ内の既存のライブラリを使用。このオプションは、ライブラリフォルダにライブラリのコピーがすでに存在し、このコピーを使用する場合に使用します。
  6. 「完了」をクリックして「プロジェクトを共有可能にする」ウィザードを終了します。
  7. 「了解」をクリックして、「プロジェクトプロパティー」ダイアログを終了します。

  • 「プロジェクトプロパティー」ダイアログの「ライブラリ」ノードを使用して、ライブラリフォルダの場所を変更することもできます。ライブラリフォルダをすでに指定してある場合は、「参照」をクリックしたときに「新規ライブラリフォルダ」ウィザードではなくファイル選択ダイアログが表示されます。
  • 自由形式プロジェクトのライブラリは、このトピックの説明に従って共有可能にできません。
  • Java デスクトップアプリケーションなど一部の標準プロジェクトのテンプレートでは、「新規プロジェクト」ウィザードに共有可能なライブラリのオプションが表示されません。これらのプロジェクトは、「プロジェクトプロパティー」ダイアログで共有可能にできます。

Companion
Projects:
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