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Ruby サポートのインストールと設定

執筆:
2008 年 4 月
[リビジョン番号: V6.1-1]

このドキュメントでは、NetBeans IDE の Ruby サポートのダウンロード、インストール、および設定に関する情報を説明します。

目次

このページの内容は NetBeans IDE 6.1 が対象です

Ruby サポートのダウンロード

NetBeans 6.1 IDE がインストールされていない場合は、NetBeans IDE 6.1 のダウンロードページから、Ruby サポートが含まれる IDE のバージョンをダウンロードしてください。Ruby サポートを含まない NetBeans IDE 6.1 をインストールしている場合は、次の手順で IDE に Ruby サポートを追加します。

  1. ネットワークでプロキシを使用している場合は、メインメニューから「ツール」>「オプション」を選択します。次に、「手動でプロキシ設定」を選択し、プロキシの「HTTP プロキシ」と「ポート」を入力して「了解」をクリックします。
  2. メインメニューから「ツール」>「プラグイン」を選択します。
  3. 「プラグイン」ダイアログで「使用可能なプラグイン」タブをクリックし、次に示すように Ruby のカテゴリまでスクロールします。

    Ruby プラグインの選択
  4. 「Ruby および Rails」チェックボックスを選択し、NetBeans IDE の Ruby サポートを入手します。
  5. (省略可能) JRuby ソフトウェアと Ruby on Rails フレームワークをダウンロードしてインストールするには、「JRuby および Rails のディストリビューション」チェックボックスを選択します。

    注: Ruby および Rails のディストリビューションを使用するためには、Ruby または JRuby ソフトウェアのいずれかをシステムにインストールしておく必要があります。このソフトウェアがない場合、IDE で Ruby プロジェクトの作業を開始する前に、このプラグインをインストールするか、JRuby または Ruby ソフトウェアをダウンロードしてインストールする必要があります。

  6. (省略可能) 次のプラグインから 1 つまたは複数を選択します。

    • Extra Ruby Color Themes。Ruby ファイルタイプのエディタのカラーテーマを追加します。
    • Ruby Extra Hints。IDE の前リリース後に開発された Ruby のコーディングヒントを追加します。
    • GlassFish V3 JRuby Integration。Glassfish V3 のインスタンスを IDE にインストールし、Ruby on Rails プロジェクトで 1 つのインスタンスを現在のサーバーとして設定できます。
  7. 「インストール」をクリックします。

    NetBeans IDE のインストーラが表示されます。
  8. NetBeans IDE のインストーラで「次へ」をクリックします。
  9. ライセンス契約書を読み、「すべてのライセンス契約条件に同意する」オプションを選択して、「インストール」をクリックします。
  10. インストールが完了したら、「今すぐ IDE を再起動」または「あとで IDE を再起動」のいずれかを選択し、「完了」をクリックします。

独自の Ruby インストールを使用するための IDE の設定 (省略可能)

Ruby および Rails モジュールをはじめてインストールするとき、システム内で検出された Ruby のインストールがすべて登録されます。Ruby または JRuby のインストールを追加するには、次の手順に従います。

  1. IDE で、メインメニューから「ツール」>「Ruby プラットフォーム」を選択します。

    次の図に示す Ruby プラットフォームマネージャーが表示されます。

    プラットフォームマネージャー
  2. 次のいずれかの手順に従って、Ruby または JRuby のプラットフォームを追加します。

    • 「プラットフォームを自動検出」をクリックすると、IDE によって、システムにインストールされているプラットフォームが自動的に検出され、追加されます。
    • 特定のプラットフォームを追加するには、「プラットフォームを追加」をクリックし、Ruby バイナリまで移動してそのバイナリを選択し、「開く」をクリックします。
  3. 「了解」をクリックして「オプション」ダイアログを閉じます。

Ruby ソフトウェアの入手に関する情報は、www.ruby-lang.orginstantrails.rubyforge.org、および locomotive.raaum.org を参照してください。.

Gem の管理

Gem とはサードパーティーの Ruby ライブラリです。IDE には、Gem の追加および管理用の Ruby Gems マネージャーが用意されています。メインメニューから「ツール」>「Ruby Gems」を選択して、Ruby Gems マネージャーを開きます。このマネージャーには、次のタブがあります。

  • 「更新」。プラットフォームにインストール済みの Gem のうち、新しいバージョンを入手できるものを一覧表示します。
  • 「インストール済み」。選択した Ruby プラットフォームにインストールされている Gem の一覧を表示します。Ruby プラットフォームの IDE への登録については、前の節を参照してください。バンドル版の JRuby プラットフォームを使用中で、IDE に「JRuby および Rails のディストリビューション」プラグインが組み込まれている場合、次の図に示すように、一覧には ActiveRecord JDBC Adapter Gem と Rails フレームワークが表示されます。
  • 「新しい Gem」。選択した Ruby プラットフォームに追加できる Gem を一覧表示します。
  • 「設定」。このタブを使用して、プロキシを設定します。
Ruby Gems マネージャーの「インストール済み」タブ

注: RubyGems wiki ページには、Ruby Gems マネージャーでネイティブ Ruby Gems リポジトリを管理できるようにする方法が記載されています。

Ruby Gems に関する詳細は、www.ruby-lang.org/en/libraries/ を参照してください。Rails に関する詳細は、rubyonrails.org を参照してください。ActiveRecord JDBC Adapter Gem に関する情報は、jruby-extras.rubyforge.org/activerecord-jdbc-adapter/ を参照してください。

JRuby でのデータベースサーバーの使用

JRuby on Rails アプリケーションからデータベースへは、次の 2 つのうちのいずれか 1 つの方法でアクセスできます。

  • MySQL アダプタ。MySQL アダプタは JRuby に含まれています。このアダプタは、ネイティブの Ruby on Rails アプリケーションで使用するのと同様に使用できます。
  • JDBC アダプタ。前述したとおり、「JRuby および Rails のディストリビューション」プラグインには ActiveRecord JDBC Adapter Gem が含まれており、これによって JRuby on Rails アプリケーションが MySQL、PostgreSQL、Oracle、HSQLDB、および Java DB (別名 Derby) といった JDBC 3.0 準拠のドライバを持つデータベースサーバーにアクセスできます。JDBC ドライバは Pure Java ドライバである必要があります。このドキュメントの執筆時点では、ActiveRecord JDBC Adapter は SQLite JDBC ドライバとは動作しません。

    Ruby on Rails プロジェクトで JDBC アダプタを使用するには、次の図に示すように、プロジェクトの作成時に「データベース構成」パネルで「JDBC を利用してデータベースにアクセス」チェックボックスを選択します。

    データベースサーバーに MySQL または PostgreSQL を使用している場合は、バンドル版のドライバが自動的に JRuby のクラスパスに追加されます。その他のデータベースサーバーの場合、データベースサーバーが IDE に登録されていれば、ドライバが自動的に JRuby のクラスパスに追加されます。それ以外の場合は、データベースサーバー用の JDBC 3.0 ドライバを入手し、JRuby のクラスパスに追加する必要があります。ドライバをクラスパスに追加するには、プロジェクトのノードを右クリックし、ポップアップメニューから「プロパティー」を選択し、「Java」カテゴリを選択して、「JAR/フォルダを追加」をクリックします。

    注: GlassFish サーバーが登録されているか、Sun Microsystems, Inc. Java SE Development Kit (JDK) 6.0 を使用するように IDE が設定されている場合は、Java DB データベースサーバーが自動的に IDE に登録されます。

    JDBC データベースアクセスの選択

Ruby on Rails プロジェクトを作成する場合、ウィザードの「データベース構成」パネルで選択したデータベースサーバーに関する設定が database.yml に追加されます。ドロップダウンリストにないデータベースサーバーを使用している場合、プロジェクトを作成したあとに database.yml ファイルのデータベース設定を編集できます。

注: オペレーティングシステムのホストファイルに localhost が含まれない場合、構成内でホスト設定を 127.0.0.1 に変更します。Rake コマンドやデータベースマイグレーションコマンドからデータベースにアクセスしたときにエラーが発生する場合は、ホスト設定を変更することで問題の解決を試みてください。変更内容を有効にするにはサーバーを再起動する必要があります。また、一部のシステムではデータベース設定を小文字で行う必要があります。

注: 「Rake タスクの実行」>「db」>「create」メニューオプションは、MySQL、PostgreSQL、SQLite、SQLite3 の各アダプタにのみ有効です。JDBC アダプタを含むほかのデータベースサーバーアダプタには、次のいずれかの手順を使用してデータベースを作成します。

  • データベースサーバーに適切なコマンドを使用して、コマンドウィンドウからデータベースを手動で作成します。たとえば、MySQL データベースを作成する場合は、次のようなコマンドを使用します。
    mysqladmin -u fred -p create mydb_development
    
  • 「新規プロジェクト」ウィザードの「データベース構成」パネルで適切な構成の「DB の作成」ボタンをクリックします。
  • 「サービス」ウィンドウで「データベース」を展開し、データベースサーバーのノードを右クリックしてポップアップメニューから「新規ドライバ」を選択します。

GlassFish への JRuby アプリケーションの配備

デフォルトでは、使用している JRuby アプリケーションは WEBrick ブラウザで実行されます。JRuby アプリケーションを GlassFish アプリケーションサーバーに配備する場合、アプリケーションとそれが依存しているファイルを WAR (Web Archive) ファイルにパッケージ化できます。続いて次の手順で示すように、WAR ファイルをアプリケーションサーバーで利用できるようにします。

  1. 配備したアプリケーションは、本稼働用のデータベースを使用します。database.yml ファイルを開き、本稼働用の設定が正しく設定されていることを確認します。
  2. JRuby アプリケーションを作成するとき、次の図に示すように、アプリケーションサーバーの配備をサポートする Rake ターゲットを追加するオプションが表示されます。GlassFish に配備する場合、このチェックボックスを選択してください。

    WAR Rake ターゲットを提供するオプション

    この Rake ターゲットがない既存の JRuby プロジェクトがある場合、次の手順に従って Goldspike プラグインをプロジェクトに追加します。このプラグインによって、WAR ファイルの作成を可能にする Rake タスクが追加されます。

    1. 次の図に示すように、「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトのノードを右クリックし、ポップアップメニューから「Rails プラグイン」を選択します。

      メニューから「Rails プラグイン」を選択
    2. 「Rails プラグイン」ダイアログで、「新しいプラグイン」タブをクリックします。

    3. Goldspike のエントリが見つからない場合、次の手順に従って Goldspike プラグインのあるリポジトリを登録します。

      1. 「リポジトリ」タブをクリックします。
      2. 「URL を追加」をクリックします。
      3. 「リポジトリ URL を追加」ダイアログで、次に示すように「http://jruby-extras.rubyforge.org/svn/trunk/rails-integration/plugins」と入力し、「了解」をクリックします。

        「リポジトリ URL を追加」ダイアログで URL を入力
      4. リポジトリが追加されたら「閉じる」をクリックします。

      5. 「新しいプラグイン」タブをクリックします。

        今度は Goldspike のエントリが表示されるはずです。

    4. 次の図に示すように、Goldspike のエントリを選択し、「インストール」をクリックします。

      「新しいプラグイン」タブで Goldspike のエントリを選択
    5. 「了解」をクリックしてインストールを開始します。

    6. インストールが正常に完了したら、「インストール」ダイアログと「Rails プラグイン」ダイアログの両方を閉じます。

    7. 次に示すように「rubyweblog」プロジェクトノードを右クリックし、ポップアップメニューで「Rake タスクの実行」>「一覧を再表示」を選択します。この選択によって、Goldspike プラグインによってプロジェクトに追加された新しい Rake ターゲット war が IDE で認識されます。

      「Rake タスクの実行」メニューの「一覧を再表示」の選択
  3. アプリケーションを WAR ファイルにパッケージ化するには、プロジェクトのノードを右クリックし、「Rake タスクの実行」>「War」>「スタンドアロン」>「作成」を選択します。

    WAR ファイルが作成され、プロジェクトのトップフォルダに置かれます。

  4. 新しく作成した WAR ファイルのコピーを GlassFish の自動配備フォルダにコピーします。たとえば、projects-folder/MyRubyApp/MyRubyApp.warglassfish-install-dir/domains/domain1/autodeploy にコピーします。
  5. ブラウザでアプリケーションの URL に移動します。たとえば、http://localhost:8080/MyRubyApp です。

注: GlassFish V3 JRuby Integration プラグインをインストールする場合、Glassfish V3 インスタンスを IDE に登録し、このインスタンスを Rails プロジェクトの現在のサーバーに設定できます。次に「主プロジェクトを実行」ボタンを使用してアプリケーションを GlassFish V3 インスタンス上で実行できます。アプリケーションはすべてルート (/) レベルに配備されるので、複数の Rails アプリケーションを配備する場合は問題が発生する可能性があります。このプラグインは開発の試験段階にあります。

次の手順


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