corner imagecorner image
FeaturesPluginsDocs & SupportCommunityPartners

Web アプリケーションでのアプレットの統合

アプレットとは、Java プログラミング言語で記述されたプログラムで、画像をページに含めるのとよく似た方法で HTML ページに含めることができるものです。このチュートリアルで構築するアプリケーションでは、アプレットを IDE 内で構築して配備する方法を示します。

注: IDE 内にアプレットを作成する目的で設計されたプロジェクトテンプレートはありませんが、このようなテンプレートは、このチュートリアルで示すように Java プロジェクトで簡単に開発して Web プロジェクト内にパッケージ化できます。

目次

このページの内容は NetBeans IDE 6.0 が対象です

このチュートリアルに従うには、次のソフトウェアとリソースが必要です。

ソフトウェアまたはリソース 必須バージョン
NetBeans IDE Version 6.1 または
version 6.0
Java Development Kit (JDK) Version 6 または
version 5

アプレットソースファイルの作成またはインポート

この節では、最初のアプレットを作成します。作成したアプレットがすでにある場合、次の手順に従ってそのアプレットを IDE にインポートします。

最初からまたは既存のソースからの Java プロジェクト作成

  1. 「ファイル」>「新規プロジェクト」(Ctrl-Shift-N) を選択します。「カテゴリ」で「一般」を選択します。
  2. 次のいずれかを選択します。
    • 新しいアプレットソースファイルを作成する場合、「プロジェクト」の下の「Java クラスライブラリ」を選択します。「次へ」をクリックします。
    • アプレットソースファイルをインポートする場合、既存のソースがある Java プロジェクトを選択します。「次へ」をクリックします。「ソースパッケージのフォルダ」テキストボックスで、ファイルの場所を指定します。
  3. 「プロジェクト名」に「HelloApplet」と入力します。「プロジェクトの場所」をローカルコンピュータ上の任意のフォルダに変更します。
  4. 「完了」をクリックします。アプレットソースファイルをインポートした場合、アプレットの実行とデバッグを行います。

アプレットソースファイルの作成

  1. 「プロジェクト」ウィンドウの「HelloApplet」プロジェクトノードを右クリックし、「新規ファイル/フォルダ」(Ctrl-N) を選択します。
  2. 「カテゴリ」から「Java クラス」を選択します。「ファイルの種類」から「アプレット」を選択します。

    または、新しいアプレットを視覚的にデザインする場合、「Swing GUI フォーム」>「JApplet フォーム」を選択します。

    「次へ」をクリックします。

  3. 「クラス名」に「MyApplet」と入力します。「パッケージ」に「org.me.hello」と入力します。
  4. 「完了」をクリックします。

    IDE で、アプレットソースファイルが指定したパッケージ内に作成されます。ソースエディタが開いて、アプレットソースファイルが表示されます。
  5. 既存のデフォルトコードの上に次のコードをコピー&ペーストし、アプレットクラスを定義します。
         package org.me.hello;
    
         import java.applet.Applet;
         import java.awt.Graphics;
    
         public class MyApplet extends Applet {
             public void paint(Graphics g) {
                 g.drawString("Hello applet!", 50, 25);
             }
         }
                        

    または、アプレットフォームをデザインする場合、「NetBeans IDE における GUI 構築」ドキュメントを参照し、次のようなフォームを作成します。

    アプレットフォームのデザイン

    アプレットの記述方法に関する詳細については、JavaTM チュートリアルの「アプレット」節を参照してください。


アプレットソースファイルの実行とデバッグ

作成したアプレットは、IDE から実行およびデバッグできます。この節でその方法を説明します。

アプレットソースファイルの構築と実行

  1. 「プロジェクト」ウィンドウで「HelloApplet」プロジェクトノードを右クリックし、コンテキストメニューから「プロジェクトを構築」を選択します。
  2. HelloApplet.jar ファイルが dist フォルダに作成されます。
  3. 「プロジェクト」ウィンドウでこのアプレットクラスノードを右クリックし、コンテキストメニューから「ファイルを実行」を選択します。

    次の MyApplet.html 起動ファイルが、アプレットが埋め込まれた状態で build フォルダに作成されます。

    アプレットの表示

    アプレットはアプレットビューアで起動します。

    アプレットの表示

    アプレットフォームもアプレットビューアで表示されます。

    デザイン


    パラメータの変更によるアプレットソースファイルのデバッグ

    build フォルダ内の MyApplet.html 起動ファイルは、アプレットを実行またはデバッグするたびに上書きされます。このため、build フォルダ内にある起動ファイルは変更しないでください。その代わり、次の手順を実行します。

    1. 「ファイル」ウィンドウを開きます (Ctrl-2)。
    2. MyApplet.html 起動ファイルを build フォルダからこのアプレットクラスがある src フォルダ内のパッケージ (この場合は org.me.hello) にコピーします。MyApplet.html 起動ファイルとアプレットクラスは同じ名前にする必要があります。
    3. 必要に応じて MyApplet.html 起動ファイルを編集します。

      プロジェクトを構築すると、MyApplet.html 起動ファイルが src フォルダから build フォルダにコピーされます。

      ヒント: 起動ファイルは、アプレットを実行またはデバッグすると、IDE によって作成されます。編集のために src フォルダにファイルをコピーすると、プロジェクトを構築したとき自動的に JAR ファイルに取り込まれます。通常、このファイルはアプリケーションパッケージの作成時に含める必要はありません。起動ファイルを JAR ファイルから除外するには、プロジェクトを右クリックして「プロパティー」を選択し、「パッケージング」をクリックし、MyApplet.html などの起動ファイルを除外するための式を追加します。


アプレットの Web アプリケーションへの埋め込み

これでアプレットの作成は完了しました。次に、これをユーザーが使用できるようにする必要があります。実行するには、Web アプリケーションを作成し、このアプレット JAR をクラスパスに配置し、アプレットタグを Web アプリケーションの HTML ファイルに追加します。

Web プロジェクトの作成

  1. 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。「カテゴリ」で「Web」を選択します。「プロジェクト」で「Web アプリケーション」を選択します。「次へ」をクリックします。
  2. 「プロジェクト名」に「HelloWebApplet」と入力します。「プロジェクトの場所」をローカルコンピュータ上の任意のフォルダに変更します。「完了」をクリックします。

アプレット JAR ファイルの Web プロジェクトへの追加

アプレット JAR ファイルを Web プロジェクトに含める場合は、その JAR ファイルが格納された Java プロジェクトを追加するか、または JAR ファイル自体を追加します。どちらを選択することもできますが、Java プロジェクトを Web プロジェクトに追加する場合、Web アプリケーションを構築するたびに、IDE でそのアプレットが毎回構築されます。そのため、そのアプレットを Java プロジェクトで変更すると、その Web プロジェクトの構築時に IDE で新しいバージョンのアプレットが常に構築されます。一方、そのアプレット JAR ファイルが NetBeans IDE 5.x Java プロジェクト内にない場合、アプレットソースファイルは Web プロジェクトの構築時に再構築されません。

  1. 「プロジェクト」ウィンドウで、「HelloWebApplet」プロジェクトノードを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティー」を選択します。
  2. 次のいずれかを選択します。
    • アプレット JAR ファイルが Java プロジェクト内にある場合、「パッケージング」をクリックし、「プロジェクトを追加」をクリックします。Java プロジェクトが格納されているフォルダに移動して選択します。IDE プロジェクトは、NetBeans IDE プロジェクトアイコンで示されます。
    • アプレット JAR ファイルが IDE プロジェクト内にない場合、「パッケージング」をクリックし、「JAR/フォルダを追加」をクリックします。JAR ファイルが格納されているフォルダに移動して選択します。
  3. アプレットソースファイルを含む JAR ファイルは、「プロジェクトプロパティー」ダイアログの最下部の表に一覧表示されます。

  4. 任意で、アプレットの場所を表の「WAR 内のパス」列に入力できます。デフォルトでは、アプレット JAR ファイルは Web アプリケーションのドキュメントルート (Web アプリケーションのファイル構造の最上位ディレクトリである build/web フォルダ) にコピーされます。「了解」をクリックします。

    プロジェクトを構築する場合、アプレットの JAR ファイルはプロジェクトの dist フォルダにある WAR ファイルにパッケージ化されます。build/web フォルダにも追加されます。詳細については、次の図を参照してください。

    アプレットの表示

JSP ファイルまたは HTML ファイルの作成と実行

  1. 次のいずれかを選択します。
    • アプレットを JSP ファイルに埋め込む場合、「プロジェクト」ウィンドウにあるデフォルトの index.jsp ファイルをダブルクリックします。このファイルは、Web プロジェクトの作成時に IDE で作成されます。ソースエディタにこのファイルが表示されます。
    • アプレットを HTML ファイルに埋め込む場合、「HelloWebApplet」プロジェクトノードを右クリックし、コンテキストメニューから「新規」>「ファイル/フォルダ」を選択します。「カテゴリ」で「Web」を選択します。「ファイルの種類」から「HTML」を選択します。「次へ」をクリックします。HTML ファイルに名前を付け、「完了」をクリックします。
  2. 次のように、ファイルの <body></body> の 2 つのタグの間の任意の場所にアプレットタグを追加することで、アプレットをファイルに埋め込みます。
    <applet code="org.me.hello.MyApplet" archive="HelloApplet.jar"/> 
    • org.me.hello.MyApplet はアプレットの完全クラス名
    • HelloApplet.jar はアプレットを格納する JAR ファイル名
  3. 「プロジェクト」ウィンドウでこの JSP ノードまたは HTML ノードを右クリックし、コンテキストメニューから「ファイルを実行」を選択します。

    サーバーによって、JSP ファイルまたは HTML ファイルが IDE のデフォルトブラウザに配備されます。

    次の図のように表示されます。

    アプレットの表示

    アプレットフォームの場合、次のように表示されます (FireFox でのみ正常にテスト)。

    デザイン

    アプレットは、IDE のデフォルトの Web ブラウザの仮想マシンで実行されます。IDE は別の仮想マシンを使っているため、Web アプリケーションのデバッグセッションには、アプレットは含まれません。アプレットを前述のように Java プロジェクト内でデバッグします。



Companion
Projects:
MySQL Database Server   GlassFish Community: an Open Source Application Server   Open Solaris  Open JDK: an Open SourceJDK   Mobile & Embedded Community     Sponsored by 
Sponsored by Sun Microsystems