NetBeans IDE 4.0: 既存の Web アプリケーションのインポート
Web アプリケーションから NetBeans 4.0 プロジェクトを作成するのに使用できるプロジェクトテンプレートは、2 つあります。
- 既存のソースを使用する Web プロジェクト - 標準の Web プロジェクトの作成には、このプロジェクトテンプレートを使用します。標準の Web プロジェクトは、IDE を使用して、Web アプリケーションをコンパイル、実行、デバッグします。
- 既存の Ant スクリプトを使用する Web プロジェクト - 自由形式の Java プロジェクトの作成には、このプロジェクトテンプレートを使用します。自由形式の Web プロジェクトは、専用の Ant スクリプトを使用して、Web アプリケーションをコンパイル、実行したり、NetBeans デバッガを起動したりします。
コードの利用
1 つのソース構造が複数の IDE プロジェクトに対応していることがあります。その場合、プロジェクト間の依存関係を使用して、ソース構造を複数の IDE プロジェクトに分割した方が良いことがあります。たとえば、ソース構造に再利用可能なコンポーネントやアプレット、あるいはタグライブラリがある場合は、個々に Java クラスライブラリプロジェクトを作成し、それらプロジェクトと Web プロジェクト間の依存関係を作成します。
このドキュメントでは、最初に、仮に作成した Web アプリケーションを使用し、Ant 構築スクリプトを使用していないソースコードをインポートする方法を簡単に説明します。このシナリオでは、NetBeans IDE には Ant 構築スクリプトが自動的に作成されます。続いて、インストールした NetBeans に付属している Tomcat の「Hellow World」サンプルアプリケーションをインポートします。このサンプルアプリケーションには、専用の Ant 構築スクリプトがあります。つまり、ここでは、専用の Ant スクリプトを使用して Web アプリケーションを扱う場合のソースコードのインポート方法を学びます。
IDE による構築、実行、デバッグ
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プロジェクトの作成
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- 「ファイル」>「新規プロジェクト」(Ctrl-Shift-N) を選択します。
- 「Web」>「既存のソースを使用する Web プロジェクト」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「場所」で「ブラウズ」をクリックして、Web アプリケーションの Web モジュールルートを選択します。
- 「プロジェクト名」にプロジェクトの名前を入力します。この名前はプロジェクトフォルダおよびコンテキストパスの名前としても使用されます。コンテキストパスには、空白を使用できないことに注意してください。プロジェクト名に空白が含まれている場合、コンテキストパスでは、下線に置き換えられます。たとえば「Servlet Examples」というプロジェクトの場合、そのコンテキストパスは "/servlet_examples" になります。
- システム上の任意の場所に、NetBeans プロジェクトフォルダを格納するための NetBeans_projects というフォルダを作成します。「プロジェクトの場所」で「ブラウズ」をクリックして、NetBeans_projects フォルダを作成します。
- 「完了」をクリックします。IDE でプロジェクトが開きます。「プロパティ」ウィンドウでプロジェクトの論理構造、「ファイル」ウィンドウでそのファイル構造を見ることができます。たとえば、アプリケーションは次のように表示されます。
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| プロジェクト間の依存関係の作成 |
ソースのルートごとに別途、プロジェクト作成する場合は、それらプロジェクト間のクラスパスの依存関係を設定する必要があります。一般には、1 つの主プロジェクトと複数の必須プロジェクトを設定します。必須プロジェクトとは、別のプロジェクトのクラスパスに追加されているプロジェクトです。
- 必須プロジェクトの追加先のプロジェクトを右クリックして、「プロパティ」を選択します。「プロジェクトプロパティ」ダイアログの「一般」区画に、プロジェクトの必須プロジェクトがすべて表示されます。
- 「プロジェクトプロパティ」ダイアログの左側パネルで「ソースのコンパイル」をクリックします。
- 「プロジェクトを追加」をクリックします。
- クラスパスに追加する JAR ファイルがあるプロジェクトのプロジェクトディレクトリを選択します。IDE プロジェクトのディレクトリには、(アイコン) バッジが付いています。プロジェクトディレクトリを選択すると、そのプロジェクト名とプロジェクトの JAR ファイルが表示されます。
- 「プロジェクト JAR ファイルを追加」をクリックします。
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| アプリケーションの実行 |
- 「実行」>「主プロジェクトを実行」を選択して、Web アプリケーションを実行します。
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専用の Ant スクリプトによるコンパイル、実行、デバッグ
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プロジェクトの作成
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- 「ファイル」>「新規プロジェクト」(Ctrl-Shift-N) を選択します 。
- 「Web」>「既存の Ant スクリプトを使用する Web プロジェクト」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「場所」で「ブラウズ」をクリックして、Web モジュールのルートを選択します。
この例の Web モジュールルートは、NetBeans のインストールフォルダにある nb4.0\jakarta-tomcat-5.0.28\webapps\tomcat-docs\appdev\sample フォルダです。このフォルダに移動して選択します。その他のフィールドには、値が自動的に入力されます。
- システム上の任意の場所に、NetBeans プロジェクトフォルダを格納するための NetBeans_projects というフォルダを作成します。「プロジェクトの場所」で「ブラウズ」をクリックして、NetBeans_projects フォルダを作成します。
- 「主プロジェクトとして設定」チェックボックスがすでに選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
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| IDE コマンドへの Ant ターゲットの関連付け |
- プロジェクトコマンドに対してどの Ant ターゲットを実行するかを指定します。
- 「プロジェクトを構築」の場合は、ドロップダウンから compile を選択します。
- 「プロジェクトを配備」の場合は、ドロップダウンから install を選択します。
- 「再配備」の場合は、ドロップダウンから reload を選択します。
「次へ」をクリックします。
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| Web ソースディレクトリとパッケージフォルダの構成 |
- IDE は、「Web ページ」フォルダおよび「ソースパッケージ」フォルダの場所を自動的に生成します。
- 「コンテキストパス」テキストボックスに /MyProject と入力します。コンテキストパスはスラッシュで始まること、空白は使用できないことに注意してください。「次へ」をクリックします。
- 必要に応じて、他のソースパッケージフォルダを追加します。この例の場合、この操作は必要はありません。
- 「ソースレベル」で、Ant スクリプトによるコンパイルと実行に使用する JDK を選択します。この例の場合は、JDK レベルは 1.5 です。「次へ」をクリックします。
- 必要に応じて、プロジェクトのクラスパスに JAR ファイルを追加します。このクラスパスは、コンパイルおよび実行時には使用されません。これらのタスクのクラスパスは、Ant スクリプトで扱います。これらの設定は、コード補完およびリファクタリングに含めるクラスを NetBeans に指示します。
- 「完了」をクリックします。IDE でプロジェクトが開きます。「プロパティ」ウィンドウでプロジェクトの論理構造、「ファイル」ウィンドウでそのファイル構造を見ることができます。
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| Ant 構築スクリプトのカスタマイズ |
「プロジェクト」ウィンドウで「MyProject」プロジェクトノードを展開し、ソースエディタで build.xml ファイルを開いて、次のことを行います。
- 「File and Directory Names」セクションにある app.name プロパティにコンテキストパスを設定します。
<property name="app.name" value="MyProject"/>
projectname をコンテキストパスの値に変更します (ただし、クラスパスの先頭の / は省略)。
- 「File and Directory Names」セクションにある catalina.home プロパティに、Tomcat サーバーを指し示すエントリを定義します。たとえば Tomcat サーバーのバージョンが 5.0.28 で、デフォルトのフォルダに NetBeans IDE がインストールされている場合は、次のプロパティ設定を使用します。
<property name="catalina.home"
value="C:\Program Files\netbeans-4.0\nb4.0\jakarta-tomcat-5.0.28"/>
- Tomcat サーバーのデフォルトのポート番号 (8080) を変更する場合は、「File and Directory Names」セクションにある manager.url プロパティを編集します。
<property name="manager.url"
value="http://localhost:8084/manager"/>
- 「Custom Ant Task Definitions」に進んで、Ant 構築スクリプトの実行のたびに IDE が使用する実際の環境の CLASSPATH 変数を設定します。たとえば「deploy」、「list」、「reload」、および「undeploy」タスクを次のように設定します。
<path id="catalina.ant.cp">
<pathelement path="${catalina.home}/server/lib/catalina-ant.jar"/>
</path>
<taskdef name="deploy"   classname="org.apache.catalina.ant.DeployTask"
classpathref="catalina.ant.cp"/>
<taskdef name="list"     classname="org.apache.catalina.ant.ListTask"
classpathref="catalina.ant.cp"/>
<taskdef name="reload" classname="org.apache.catalina.ant.ReloadTask"
classpathref="catalina.ant.cp"/>
<taskdef name="undeploy" classname="org.apache.catalina.ant.ReloadTask"
classpathref="catalina.ant.cp" />
- 必要に応じて、Ant 構築スクリプトに独自のターゲットを追加し、それらターゲットを IDE のプロジェクトコマンドに関連付けます。詳細は、高度な自由形式のプロジェクト構成を参照してください。
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| アプリケーションの実行 |
- 「実行時」ウィンドウで、「サーバーレジストリ」ノードを展開し、「Tomcat サーバー」ノードが動作中であることを確認します。動作中でない場合は、Tomcat サーバーのインスタンスノードを右クリックし、コンテキストメニューから「サーバーを起動/停止」を選択します。
- 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトのノードを右クリックし、コンテキストメニューから「プロジェクトを実行」を選択します。アプリケーションの配備の準備ができると、進捗モニターウィンドウが表示されます。
- セッションで初めてアプリケーションを実行した場合は、Tomcat からユーザー名とパスワードの問い合わせがあります。受け付けられるのは、「manager」ロールを持つユーザー名とパスワードだけです。これは、Tomcat のベースディレクトリにある tomcat-users.xml ファイルに定義されています。このディレクトリの場所を確認するには、「実行時」ウィンドウで Tomcat サーバーのインスタンスノードを右クリックして、「プロパティ」を選択します。「プロパティ」ダイアログの「ベースディレクトリ」プロパティに Tomcat のベースディレクトリの場所が設定されています。
- http://localhost:8084/MyProject をクリックします。IDE のデフォルトブラウザが開いて、Tomcat の「Hello World」サンプルアプリケーションが表示されます。
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| アプリケーションのデバッグ |
- 「プロジェクト」ウィンドウで、プロジェクトの build.xml ファイルに移動します。
- build.xml をダブルクリックします。ソースエディタにファイルの内容が表示されます。ここで、NetBeans デバッガを起動するターゲットを変更あるいは追加することができます。詳細は、Web アプリケーションをデバッグするためのターゲット作成を参照してください。
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