NetBeans IDE 4.0: J2ME MIDP 開発
クイックスタートガイド
このドキュメントでは、NetBeans IDE 4.0 を使用して、Java[tm] 2 Platform, Micro Edition (J2ME[tm] プラットフォーム), Mobile Information Device Profile (MIDP) アプリケーションを作成する過程を通して NetBeans IDE 4.0 の基礎を紹介します。このドキュメントは、できるだけ素早く作業を進められるように作られています。NetBeans 開発環境における J2ME サポートの使用法は、次のドキュメントでさらに詳しく紹介しています。
次の短いチュートリアルでは、一部ですが、新しいプロジェクトシステムを使用した基本的な作業手順を学ぶことができます。デバイスエミュレータに「Hello World」というテキストを表示する、「MyHello」という名前の J2ME MIDP プロジェクトを作成します。
要件
J2ME MIDP 開発を開始するにあたっては、NetBeans IDE 4.0 および NetBeans Mobility Pack 4.0 を事前にインストールしておく必要があります。完全な環境のダウンロードおよびインストール方法については、「NetBeans IDE 4.0: J2ME MIDP 開発」の「ダウンロード」を参照してください。
MIDP アプリケーションの作成
| J2ME MIDP プロジェクトの新規作成 |
- 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します (Ctrl-Shift-N)。「カテゴリ」で「モバイル」を選択します。「プロジェクト」で「モバイルアプリケーション」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「プロジェクト名」の下に
MyHello と入力します。「プロジェクトのホーム」をローカルシステム上の任意のディレクトリに変更します。以降、この例では、このディレクトリを $PROJECTHOME とします。
- 「HelloMIDlet を作成」チェックボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「エミュレータプラットフォーム」は、「J2ME Wireless Toolkit」を選択したままにしておきます。
- 「完了」をクリックします。
$PROJECTHOME./MyHello プロジェクトフォルダが作成されます。プロジェクトフォルダには、プロジェクトの Ant スクリプトなど、ソースおよびプロジェクトメタデータのすべての格納されます。「プロジェクト」ウィンドウに MyHello プロジェクトが表示されます。
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| Java ソースコードの編集 |
MIDlet で表示するテキストを追加してみます。
- MyHello プロジェクトのノードを展開し、HelloMIDlet.java ソースコードのノードをダブルクリックします。ソースエディタにソースコードが表示されます。
startApp() メソッドの「Test string」コードをお好きなテキストに置き換えます。たとえば、「Hello World」に置き換えます。
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| プロジェクトのコンパイルと実行 |
- 「実行」メニューから「実行」>「主プロジェクトを実行」(F6) を選択します。出力をすべて見えるように、「出力」ウィンドウをダブルクリックして最大化します。実行する前に、
HelloMIDlet.java ファイルが構築され、事前検証されることに注意してください。デバイスエミュレータが開いて、MIDlet の実行結果が表示されます。デフォルトのデバイスエミュレータは DefaultColorPhone です。
- デバイスエミュレータのウィンドウで、「選択」の下のボタンをクリックします。デバイスエミュレータが MIDlet を起動し、ソースコードに入力されたテキストを表示します。
- 「Exit」の下のボタンをクリックして、MIDlet を閉じます。デバイスの右上隅のボタンをクリックして、エミュレータのウィンドウを閉じます。
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エミュレータプラットフォームの変更
| デフォルトのエミュレータデバイスの変更 |
さまざまなプロジェクト構成を作成することによって、さまざまなエミュレータプラットフォームで MIDlet をテストできます。
- MyHello プロジェクトのノードを右クリックして、「プロパティ」を選択します。「プロパティ」ダイアログで「プラットフォーム」ノードを選択します。デフォルト構成のデバイスを変更できます。
- 「デバイス」ドロップダウンメニューをクリックして、「QwertyDevice」を選択し、「了解」をクリックします。
- 再びアプリケーションを実行します。今度はアプリケーションは、
QwertyDevice エミュレータで実行されます。
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| 新しいエミュレータプラットフォームの追加 |
- メインツールバーから「ツール」>「Java プラットフォームマネージャ」を選択します。
- 「Java プラットフォームマネージャ」ダイアログで「プラットフォームを追加」ボタンをクリックします。
- 「Java プラットフォームを追加」ウィザードの「プラットフォームフォルダを選択」ページで、インストールするエミュレータプラットフォームの親ディレクトリに移動します。たとえば
C:\WTK22 を選択して、「次へ」をクリックします。
- プラットフォームが検出、構成され、「プラットフォームの構成」ページに、そのプラットフォームに関する情報が表示されます。「完了」をクリックして、構成を終了します。
- 「ファイル」>「"MyHello" プロパティ」を選択します。
- 「プラットフォーム」ノードを選択し、「エミュレータプラットフォーム」ドロップダウンメニューから新しいエミュレータの名前 (J2ME Wireless Toolkit 2.2 など) を選択して、「了解」をクリックします。
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上級: 構成の使用方法
| 構成の追加 |
構成を使用して、1 つのプロジェクトに複数組の配布用 JAR および JAD (Java アプリケーション記述子) ファイルを作成することができます。
- MyHello プロジェクトのノードを右クリックして、「プロパティ」を選択します。「プロパティ」ダイアログにある「プロジェクト構成」コンボボックスから「構成を追加」を選択します。「構成を追加」ダイアログボックスが開きます。
- 「新規構成名」フィールドに、追加する構成の名前を入力します。この構成用に作成する JAR/JAD の配備先のプラットフォームが分かる名前の使用を推奨します。たとえば
BlackWhiteDisplay を入力して、「了解」をクリックします。これで、新しい構成が作成されます。
- 構成は、「プロパティ」ダイアログボックスにある「構成を管理」 ボタンを使用して追加することもできます。このボタンをクリックすると、「プロジェクト構成マネージャ」ダイアログが開き、構成を追加、削除したり、複製を作成したりするオプションが含まれてます。
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| 構成のカスタマイズ |
プロジェクトには、いくつでも構成を追加できます。追加した個々の構成の設定は、「プロジェクトプロパティ」ダイアログボックスで変更できます。
- MyHello プロジェクトのノードを右クリックして、「プロパティ」を選択します。「プロパティ」ダイアログで「プラットフォーム」ノードを選択します。
- 「プロパティ」ダイアログの一番上の「プロジェクト構成」コンボボックスから「BlackWhiteDisplay」構成を選択します。
- 「プラットフォーム」ダイアログのコンポーネントはすべて無効になっています。これは、現在のところ、この構成が、このパネル用の「デフォルト」構成の使用する値を採用しているためです。パネルの一番上にある「"Default Configuration" の値を使用」オプションを選択解除します。これで、このパネルのすべてのコンポーネントが編集可能になります。
- 「デバイス」オプションを「DefaultGrayPhone」に変更します。
- 「プロパティ」ダイアログの一番上にある「プロジェクト構成」を切り替え、現在選択されている構成に基づいて「デバイス」オプションが変わることを確認します。この構成のカスタマイズ方法は、ダイアログのすべてのパネル (「一般」パネルを除く) で機能します。「了解」をクリックして、構成の変更を保存し、「プロパティ」ダイアログを閉じます。
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| 構成別コードの追加 |
特定の 1 つまたは一群の構成用に JAR を構築するときにのみ含めるコードがあると便利なことがよくあります。
HelloMIDlet.java のエディタウィンドウの右上隅に、デフォルトでは「Default Configuration」という名前のコンボボックスがあります。このコンボボックス名を、新しく作成した構成、BlackWhiteDisplay に変更します。
- TextBox のインスタンスを作成するソースコード行を右クリックします。「プリプロセッサブロック」>「If/Else ブロックを作成」を選択します。最初のグレーのブロックの「Hello World」文字列の後に「Gray」という単語を追加します。2 つ目のピンクのブロックの「Hello World」文字列の後に「Color」という単語を追加します。
- エディタの右上隅の構成コンボボックスを切り替えます。選択された構成に基づいて、ブロックがコメントインされたり、コメントアウトされたりすることに注意してください。最初のブロックは、選択された構成が、そのブロックのヘッダーおよびフッターの値と一致したとき必ずコメントインされます。2 つ目のブロックは、選択された構成がヘッダーおよびフッターの値を一致しないとき必ずコメントアウトされます。このコンボボックスはまた、プロジェクトを処理するときに「プロジェクトプロパティ」のうちのどのプロパティを使用するかも制御します。
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| 構成の実行 |
構成は個別に構築、実行することも、まとめて構築、実行することもできます。
- MyHello プロジェクトのノードを右クリックし、「プロジェクトを実行」を選択します。
- MyHello プロジェクトのノードを右クリックし、「有効なプロジェクト構成を設定」を選択して、別の構成を選択することによって、異なる構成を有効にします。これは、各テキストエディタにある構成コンボボックスを使って行うこともできます。プロジェクトを再実行します。
- Color と Gray の 2 つのエミュレータが表示されます。Gray エミュレータは「Hello World Gray」を表示し、Color エミュレータは「Hello World Color」を表示します。
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アプリケーションの地域対応
| 地域対応サポートの追加 |
- MyHello プロジェクトのノードを右クリックして、「新規」>「ファイル / フォルダ」を選択します。
- MIDP フォルダを選択して、「各国語対応クラス」を選択します。「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。デフォルト値が使用されます。これで、
LocalizationSupport.java および messages.properties というファイルが作成されます。
- エディタを使用して、messages.properties ファイルにキーとその値を追加します。たとえば
"LAB_NextButton = Next" などです。
- キーを地域対応にする場合は、必ず
LocalizationSupport.getMessage("Key"); の形式で文字列を入力します。 たとえば LocalizationSupport.getMessage("LAB_NextButton"); などです。
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